毎月発行する新聞「めざせ達人」から掲載しています
コラム/めざせ達人
めざせ達人
第192回 年頭自警2021
年頭自警2021
一.年頭まず自ら意気を新たにすべし
二.年頭古き悔恨を棄つべし
三.年頭決然滞事を一掃すべし
四.年頭新たに一善事を発願すべし
五.年頭新たに一佳書を読み始めるべし
(陽明学者 平岡正篤)
過ぎた一年を振り返り、反省の上に新たな一年を計画することは、正月でしかできない楽しみのひとつだ。今年の計画に沿って本を一冊購入した。ネット購入は簡単で便利だが、内容が見えないので失敗もある。
新年早々だが、緊急事態宣言の検討が行われている。私達にできることは新型コロナウィルスに感染しないよう行動し、うがいと手指消毒を欠かさないこと。昨年は新型コロナウィルスに対する認識は人それぞれ異なる事を痛感した。新型コロナウィルスは風邪以下だと主張している人が身近に居たのには大変驚いた。そのような人と、時間と場所を共有することはできない。
メディアが恐怖を煽っているかどうかは、私には判断できないが、新型コロナウィルスによる死亡者数は確実に増加している。ノーベル生理学・医学受賞者の大村智さんによれば、ウィズ・コロナの心掛けは、“特別に難しいことではありません。生活のリズムを整える、きちんと食事を摂って体力をつける、手を洗う、マスクをするといった当たり前のことを油断なくきちんとやることが大事。”と言っておられる。
これから先、コロナ禍以前の生活を取り戻すことはできないと言われているので、以前のような稽古を復活することはできないが、工夫しながら接触式稽古方法を徐々に取り入れて行きたいと考えている。
一覧
- 2021年1月6日
- 第192回 年頭自警2021
- 2020年12月5日
- 第191回 重荷
- 2020年11月1日
- 第190回 今と変わった自分になる
- 2020年10月3日
- 第190回 合理的
- 2020年9月5日
- 第189回 本物
- 2020年8月16日
- 第188回 遺伝子をオン
- 2020年7月5日
- 第187回 鈍刀を磨く
- 2020年6月7日
- 第186回 名刀のように
- 2020年5月7日
- 第185回 危機管理
- 2020年4月8日
- 第184回 コロナウィルス
- 2020年2月29日
- 第183回 無我
- 2020年2月1日
- 第182回 人生は運