毎月発行する新聞「めざせ達人」から掲載しています
コラム/めざせ達人
めざせ達人
第239回 2025年頭自警
一、年頭まず自ら意気を新たにすべし
二、年頭古き悔恨(かいこん)を棄(す)つべし
三、年頭決然滞事(たいじ)を一掃(いっそう)すべし
四、年頭新たに一善事を発願(ほつがん)すべし
五、年頭新たに一佳書(かしょ)を読み始むべし
東洋思想家 安岡正篤
私事だが、昨年は長期間滞っていたことを解消することが出来て、初めての経験で得た、胸が躍るような達成感と充実感を自覚した。家屋解体で発生した瓦とコンクリートガラの処分の為に資格取得したショベルを使用し、四日間で産業廃棄物処理を行なったことからだ。このことから、六十歳を過ぎて合気道を始められた方の思いを少し理解することが出来たように思う。今年も新たな挑戦を、出来ればわくわくするようなことを、ひとつ目指したい。
また、“あなたにとって合気道とは”、また“合気道とは”という問いに、どう答えるか、いつも自分なりの答えは用意しているが、日課として一日一度、自問自答してみることとする。
ある先輩から私へのメッセージが届いた。どんなに厳しい言葉であっても、有り難く受け入れる気持ちは持っている。ただ、指導を頂けるなら理解できるような言葉であって欲しい。逆に、人に発する場合は、相手に力を与えることが出来るような言葉でなければならないと感じた。
「山川草木ひとつとして師とならないものはない」という大先生の言葉を胸に刻んで、今年一年稽古に精進したい。
一覧
- 2025年1月8日
- 第239回 2025年頭自警
- 2024年12月2日
- 第238回 握らない
- 2024年11月2日
- 第237回 ふるい合気道
- 2024年10月5日
- 第236回 叱ること
- 2024年8月31日
- 第235回 いきつくところ
- 2024年8月3日
- 第234回 雑巾がけ
- 2024年7月5日
- 第233回 言葉は間合い
- 2024年6月1日
- 第232回 怪我
- 2024年5月11日
- 第231回 欠伸
- 2024年4月7日
- 第230回 気付く
- 2024年3月2日
- 第229回 ハラから
- 2024年2月2日
- 第228回 失敗を繰り返さない