弐段  M・O

私が合気道を始めたのは5歳の時でした。この頃は稽古に行くのが嫌で嫌でたまらなかったのですが、休むと怒る父が怖く、逆らう勇気もなかったので渋々行っていたのを覚えています。ですが年を重ねるごとに嫌で仕方なかった稽古も徐々に嫌ではなくなりました。それは毎週、稽古することが習慣になったからではないかと思っています。そして、大学に入った今では、中学や高校と違い運動する機会がなくなってしまい、体を動かすことが少なくなってしまったため、稽古を通してストレス発散することができ、合気道を楽しむことができるようになりました。

また、始めた当初は、道場に子どもが私を含めて4人しかいませんでした。しかし、今では、毎週40人近くの子どもや大人たちが稽古に励んでいます。そして、それと同時にやめていった人も多くいます。合気道は野球やサッカーなどのスポーツと比べると、試合もなく、あまり華やかでもないのでおもしろくないと思われがちかもしれませんが、続けていくうちに見えてくるものがあると確信しています。

しかし、正直なところ、私は15年近く合気道を続けていますが、合気道の良さというものをあまり理解できていません。合気道というのは、その良さや魅力を理解するのには、もっと多くの年月を要するほど、奥の深い武道であると思っています。

この度、弐段に昇段させて頂きましたが、これからも稽古に励み、もっと技を磨いて上達し、合気道というものを理解したいと思っています。

2013年12月20日