初段  T・H

僕が初めて合気道に出会ったのは、父に連れられて兄の稽古を見学に行った時でした。最初のうちは、兄がやっているから興味を持っていただけでしたが、だんだん見ているうちに、楽しそうに見えてきて、自分もやってみたいと思い合気道を始めました。しかし、始めて間もない頃は、受身を取るのも苦戦していたと、今も覚えています。

そうして毎週稽古に通っているうちに、「もっと上手になりたい」、「もっといろんな技を知りたい」という気持ちが芽生えてきました。それから、皆より上手くなりたいという気持ちも生まれました。それと今も印象に残っているのが、安野師範の講習会です。自分と大畑君以外、皆有段者だったので、とても緊張しました。他の道場の人たちと稽古してみると、同じ技でも、皆それぞれ違った投げ方をしていたり、違う解釈をしていたので、とても勉強になりました。

このような機会を作ってくれ毎週稽古をつけてくれた先生や、その他の多くの人たちの支えのおかげで僕はやっとここまで来ることができました。しかし、これに満足せず、新たな一歩だと思って、今まで以上に稽古に励もうと思います。

2010年6月15日