弐段 M・K

『二段を迎えて』 今年で幼稚園から始めた次男も気づけば長男が始めた年と同じ小学4年生になり私も合気道を始め早8年が経ちました。その間入門部、少年部と子供たちと一緒に稽古してきました。

少年部の稽古では今まで習った基本動作や姿勢に気を付けて子供たちに教えていくことが出来るよう、まずは見本となる自分が正しい動作や姿勢を取ることを心掛けていますが、まだ細かな点で曖昧な所が所々あります。それを補うには先生の動きを良く見て自分の理解が正しいか再確認し、繰り返し行うことで正しい動作を身に付けて行くことが重要だと思います。少年部の稽古では基本を繰り返し、先生も子供たちに解り易く説明して下さるので私も理解を深めることが出来、また子供たちに教える時には力を抜きゆっくりした動作で繰り返し実践出来るので、基本動作を身に付けることが出来る重要な場となっています。

一般部では色々な方と稽古しながら取りの動きに合わせられるように柔らかい受けを意識し、技を掛けるときにも受けの動きに合わせていくことを目標に稽古していますが、未だ気づくと力が入りすぎてスムーズに動けていないときや技を掛けることに意識が行きすぎ相手の動きに合わせず早く動きすぎることなどが多々あります。 しかしこれも相手がいるからこそ、自分の動きに気づかされることができ、多くの方と稽古することで感受性が養われ、相手を尊重する心を持つことで気を合わせることが出来ると思います。 また多くの方と稽古する中で「あれっ」という気づきの瞬間が多くなり始めたと感じています。足の向き、体の向き、相手との距離・・・少しの違いで格段に力を入れなくて済むことに気付く瞬間が多くなってきました。これも先生の受けを取らせて頂き他の方との稽古でその違いを体感することで何処に違いがあるのかを見つけることでわかってきたことだと思います。

特に今回はコロナ過での稽古では体術を休止し、剣や杖を中心に行うこととなりましが、特に杖を通して相手との距離や体の使い方は体術以上に力の入れ方が難しく自分的には相手との距離や力の抜き具合を集中して勉強できる良い機会となったと思います。

今回の演武+昇段試験ではここぞというときに揚がってしまい普段通りに動くことが出来なかったのは自信の無さから来ているもので、まだまだ稽古が必要と感じました。 技も受けに取られて一呼吸あって考えてから動き出すことが多いので、これからは相手の動き出しに合わせ流れを切らせず自然と合わせられ様な稽古を目指していきたいと思います。これからも大畑先生、そして皆さんに感謝しつつ爽快な稽古ができればと思いますので今後ともご指導よろしくお願い致します。

 

2020年12月1日