これまでの振り返りと今後について
合気道を大学1年から始めて約23年、五段となりました。四段を取得してから10年以上あき、この期間は自分にとって環境など大きな変化があり、合気道に対する思いも大きく変わったと感じています。この間について振り返ってみようと思います。なお、作文は苦手であり、つかみどころのない内容ですが最後まで目を通していただけたら幸いです。
まず一つに広島への移住です。四段取得後、何となく合気道に対し満足していたこと、家族のこれからの事情を鑑みて割と抵抗なく移住を決めてしまったわけですが、いざ広島へ引っ越してみると、言うまでもなく公私ともに環境が大きく変わり、また、知り合いが誰もいない、そして当たり前のようにできていた合気道ができなくなってしまったことなどが重なり、急に地元が恋しくなってしまったものです。どこかで合気道ができないか探してみたところ、私が所属していた明大生田合氣道部OBの大畑先生が指導されている道場を見つけ、緊張の中、見学(一応、道着は持参しました)に行きました。同じ部の先輩とはいえ、全く面識がなかったため、初めての道場へ踏み入れることは勇気がいるものです。そして、初めて大畑先生へ挨拶と見学希望を申し出たところ、「道着持ってきているよね?着替えてきて。」と生田の先輩らしく割とあっさり?受け入れて頂き、道場の皆様全員と初対面の中、いきなり皆様の前で受け身をとらせて頂いたことは、とても安心した良い思い出です。生田合気道部の技の繋がりも感じ、大事にしたいと思いました。1回の見学で私は光輝会へ通うことを決意し、合気道を継続することができました。そして皆様と稽古し相手を知っていくことで、徐々に広島の生活にも馴染んでいくことができました。仕事と関係ない、幅広い世代の方々と繋がりをもてることは非常に有難いことであり、時に合気道以外にたわいもない話ができるので、自分にとっては必要不可欠な道場となりました。皆様方には大変感謝しております。
二つ目に、四段取得後の技に対する悩みです。三段から四段になって、自分は何が変わったのだろうか、むしろ稽古回数が減って鈍ってきているのではないか、講習会等で初めて組む相手に技が効かないことも多く、もうこれ以上の昇段は今後不可能だろうと思っていました。稽古を続けている最中で、目標を失い実は日々悩んでいました。ただひたすらにがむしゃらな稽古になっていたと思います。とにかく稽古には出席し、動画サイトなどで合気道動画を見続けました。そして、悩んだ末に自分の目指す合気道は何なのかという一つの問いに辿り着き、そこに人それぞれ違う解をもっているのだと、自分だったらどうしたいのか仮の答えを出し、新たな目標を立てることができました。
新たな目標を肝に銘じることによって、再び合気道が楽しくなってきました。これらの変化を味わったのち、今回の昇段についてお声かけていただき、次のステップへ歩み出るためのとても重い意味を持つ昇段となりました。そして今後は、自分の目標以外にも、光輝会の合気道を次の世代へ伝えていくことが求められてきます。少年部や初心者に基礎を教えることはとても難しく、自分にとっても修行の場となっています。どうすれば相手に理解してもらえるか、試行錯誤しながら今後も稽古に励んでいきます。その中で、自分ができていないところ、間違っているところを洗い出し、磨いていければと思います。その他、いつまでも合気道以外にも色々な話ができたり、時にイベントやお酒を飲んだりと、稽古は真剣にかつ楽しい道場であり続けることを祈念します。
最後になりますが、大畑先生ほか、益田道場含め皆様方にはこれからも大変お世話になります。引き続き、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
