弐段 E・w

『弐段』

私が合気道と出会ったのは13年前。そして「初段」という段位をいただくことができたのは3年前。そして、この度「弐段」に昇段するチャンスをいただけた。結果からすると、「弐段」という審査内容としては決して納得のいくものではなかった。

確かに「初段」を受けた頃と比べると、見えていなかったものを感じ、技の奥の深さ、形だけではない技の真髄というものが見えてきつつあるようには感じる。そういった意味では成長はできているように思う。ただ、それを理解し自分の中に落とし込み、身体できちんと表現・実践できたかというと疑問を感じる。

こういった普段の稽古で感じたものを、「参段」になって5年になる先輩と話すことがある。やはり正直 大きな違いを感じるのだ。同じ動作(技)をしても、見えている景色が違うのだ。先輩の話していることも理解はできるのだが、自分がその瞬間にそっちに意識が向けられない、余裕がないのだ。これが自分の経験値の無さなんだと感じざるを得ない。これはとにかくコツコツ稽古を積んでいくしか方法はないと思う。あがり症があるならなおさらだ。

この度は先生が「初段」からの少しの成長を認めていただき、昇段へのチャンスを下さったが、まだまだ合氣道から学ぶものは多い。今から私がすべきことは、皆様とたくさんの稽古を積んで技がスムーズに湧き出るぐらいになれるよう、精進していくことです。

 

 

2020年7月27日