第61回 年頭自警2010

新年を迎え、合気道の稽古が出来ることへの感謝と喜びをしみじみと味わっております。おめでとうございます。皆様と一緒に、山口先生の足跡をたどりながら、また安野先生および諸先輩のご指導を頂きながら稽古に精進して参ります。本年もよろしくお願い致します。

『年頭自警』
一、年頭まず自ら意気を新たにすべし
二、年頭古き悔恨(かいこん)を棄(す)つべし
三、年頭決然滞事(たいじ)を一掃すべし
四、年頭新たに一善事を発願(ほつがん)すべし
五、年頭新たに一佳書を読み始むべし

年の始めはこの安岡正篤さんの『年頭自警』を教訓として志を新たにしたいと思います。

『龍となれ 雲自ずと来たる』
これは今年初めて出会った言葉です。作家武者小路実篤が色紙に好んで書いていたそうですが、力強さを感じさせるとても魅力ある言葉だと思います。雲を呼ぼうとすれば、自ら龍になれと言っています。いまこれを自分自身への励ましの言葉としています。

『不器用の一心に勝る名人なし』
最後の宮大工と言われた法隆寺の宮大工棟梁西岡常一(M41~H7年)さんの言葉。「不器用な子は、初めはなかなか芽が出なくても、何かを機にコツを掴んだ時は、そこからクッククックと伸びる。器用な子はその器用さに溺れる。何でもすぐ分かった気になるから、考えが浅い。」お弟子さんによる解説です。(昨年も同じ意味のことを書きました)

皆様の今年一年のご多幸をお祈りいたします・・・頑張りましょう!!

 

 

 

2010年1月8日 | カテゴリー : めざせ達人 | 投稿者 : koukikai