第181回 年頭自警2020

一.年頭まず自ら意気を新たにすべし

二.年頭古き悔恨を棄つべし

三.年頭決然滞事を一掃すべし

四.年頭新たに一善事を発願すべし

五.年頭新たに一佳書を読み始めるべし

(陽明学者 平岡正篤(まさひろ))

令和弐年も年頭自警で幕開けする。難しいのは三の滞事の一掃だが、なんとなく、のばしのばしにしてきた事を沢山抱えているが、早く片付けてすっきりしたい。

大晦日には、山間部で初雪を見たが、元旦は天候に恵まれ穏やかな初詣で新年をスタートした。おみくじも、「ひとつずつ努力を積み重ねてきた成果が今やっと陽の目を見る」とあり、気分も上々。平成二十四年に山陰中央新報益田文化教室で始めた合気道が一時途絶えたが、平成三十年に益田市民体育館で復活し十八名にまで増えた。すべて体育館のご協力の賜物で深く感謝している。広島では、有段者二名の方の入会と、合気道連盟への加入による講習会参加により、全体のレベルアップが大いに期待できる。

合気道においても仕事においても、スキルや能力の取得・向上を願って日々精進しているはずだ。しかし、仕事では成果を求められるが、合気道では会員の皆さんが、それを求められることはない。但し、皆さんのスキルを向上させるということが私の成果となる。スキル向上は人間開発と言えるが、心を練ること人格を高めることも忘れてはならない。相対稽古の中には、色々な情報が落ちている。この情報にどれだけ気付くか、そして、拾うことができるかどうかがスキル向上の鍵となる。

2020年1月6日 | カテゴリー : めざせ達人 | 投稿者 : koukikai